中村市の全貌 ─10万分の1道路地図─ 2/20の進捗

よく「年中空想地図を描いているんですよね」と言われるのですが、全くそんなことはありません。

これは、仕事でもない上に、誰に頼まれている訳でもなく期限もないので、合間合間でしか作りません。その上に、とりわけやる気がある訳でもなく、時々気分転換に手が滑って作る程度だったので、2ヶ月から半年ほど地図を作らないことはよくあります。

しかし、空想地図作家として紹介されることが多く、空想地図で内定を得たり紹介を得たり…仕事を得たりすることは多々ありました。私が隅に追いやっていた空想地図、本当は主役だったんですね・・・。遅咲きながら、そんなことを自覚し始めました。

いかに、やる気のない社員をやる気にさせるか」・・・そんなことをお悩みの経営者や中間管理職もいらっしゃるのではないでしょうか。そう言われたってやる気にならないものはならない勤め人の人々も多くいらっしゃることと思います。私はその両者を持ち合わせており、いかに、やる気のない私をやる気にする仕組みを作るか、日々思案中です。

空想クリエイトラボも、その仕掛けの一つです。クリエイターが中村市を把握するために設定資料が必要なら、私もさすがに手を動かすでしょう。また、中村市の全貌を知りたい人もいるでしょう。高橋愛さんの展示のときも、居間theaterのときも、他展示のときもそうでした。そう、必要に迫られれば、やるのです。

想像するおもしろさを提供し、クリエイターの「作りたい」を引き出し、その意欲、エネルギーによって私の手を動かす、という手法です。なんだか人間工学的な話になってきましたね。仕事についてもこのような仕掛けを考えています。

私の労働者的根性(できることは、ベストを尽くす/が、できないこと、しなくていいことはしない)の特質を活かすしかありません。現在の「できること」だけでは中長期的には食っていけないという危機感を煽りつつ、その「できること」を活かした可能性の開拓を試し、それを他者からのニーズ(発注)に繋げて、自分をヨッコイショと動かすという仕掛けです。

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前置きが長くなりましたが、中村市の全貌をそろそろ描いた方が良いだろう、と思い立ち、10万分の1の道路地図を描画中です。いま公開されている1万分の1の地図(11×13km)は中村市の北半分で、南半分(と東側)は、さらに広い面積を抱えています。これをあの詳細図で描いていたら大変だ、ということで、ラフ絵として、縮尺を10分の1で全体図を描こうとしています。

等高線がないので分かりにくいですが、地図の左側(西側)は山に囲まれ、人口も少なそうです。仙田町〜中村駅間のバスは乗ってみたいですね。その他、牧沢区の久切〜菅沢〜早水駅も地味におもしろそうです。そしておそらく、牧沢区から仙田町にはバス便はない、というオチです。

中村大学には現在公開している地図中に理系キャンパスがないぞ…ということにお気づきの人もいると思いますが、東旭田駅の北側にありますね。いや遠そうだ…。百里動物園は小さくて古い動物園ですが、旭西区に「なごむる兜山動物園」なるものがあり、こちらのほうが新しくて大きそうです。

旭田以南は、中村市の拡張によって移転してきた施設が多く、いわば中村市の郊外として大きな存在感を持ってそうです。しかし10万分の1だとあんまり具体的な風景が浮かんで来ませんね・・・やはり1万分の1地図を作った方が良いのだろうか・・・1人でやるのに限界がある上に、個人的には西京市のほうが気になる、今日このごろです。

それではまた;

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