名刺の作り方
ライブ型デザインが、実際にどのような順番で進められるのか、ここで簡単に紹介していきます。この内容を見て、ご自身で名刺を作る方がいたら、ぜひ参考にしてください。
「このデザインだと、相手はどんな反応を返すだろう?」 ということを、作るときに想像してみましょう。 ライブ型デザインでは、このことを一緒に考えていきます。
あなたの中の資源を引き出し、より良いコミュニケーションを デザインするのが、名刺デザインです。名刺作りに正解はありません。 あなたが初対面の時に良いコミュニケーションができるような名刺が、 デザインの正解と言えるでしょう。
名刺デザインは、ビジュアルの追求、自己表現でも構いません。それもひとつの方法ですが、重要なのは、初対面のコミュニケーションで 大きく作用するツールでもあることが重要です。
1. 機会と対象
まず、名刺を渡す対象を考えます。 個人、法人を含めて不特定多数に渡り、相手を選ばない場合は、誰にでも 失礼なく基本情報が伝わるシンプルな名刺が良いでしょう。 一方で、響く相手が限られる場合、渡す範囲が友人、知人伝いの場合は、 価値観を自由に表現できます。
表裏両面作る場合は、表面はフォーマルに必要事項を入れ、裏面は伝えたいことを自由に表現、という風に分けることも可能で、最も多いのはこのパターンです。
2. 伝えること
名刺に載せることが可能な情報は、実はたくさんあります。 下記の中から、必要なものを絞って、まとめていきましょう。
お名前(会社名)や連絡先、Webサイトもあれば入れましょう。
あなたの職業をできるだけ簡潔に伝えましょう。
仕事や活動の概要やポリシーを、1〜2行でまとめます。
必要に応じてイメージや印象、 写真を載せてもOKです。
具体的な業務内容、サービス、商品など、数点なら載せられます。
個人・プライベート名刺―例1
個人・プライベート名刺―例2
個人の活動・事業・フリーランス・法人名刺―例3
個人の活動・事業・フリーランス・法人名刺―例4
3. 掲載内容
それでは、伝える内容A〜Eの情報、掲載内容を詰めていきます。 基本情報は単に必要な情報を抽出する限りですが、その他は効果的な言葉選びの試行錯誤になります。
全ての個人情報を掲載する必要はありません。どの情報を載せるか考えます。 連絡してほしい連絡手段、見てほしいWebページは積極的に掲載しましょう。 氏名、メールアドレスと電話番号は最低限必要です。その他、必要に応じて他の情報を追加していきましょう。
漢字氏名 名刺 見本 ふりがな めいし みほん ローマ字 Meishi Mihon
会社名・ブランド名・屋号 株式会社名刺見本 ロゴ
メールアドレス mail@xxxxx.com 郵便番号・住所 〒xxx-xxxx 名刺県見本市見本X-X-X
携帯電話番号 080-XXXX-XXXX 電話番号 0XX-XXX-XXXX FAX番号 0XX-XXX-XXXX
Facebook アドレス http://www.xxxxx.com/ 検索ワード 名刺 見本
Twitter @xxxxx LINE xxxxx Skype xxxxx
Webページ アドレス http://www.xxxxx.com/ 検索ワード 名刺 見本
Facebookページ 短縮アドレス http://fb.me/xxxxx/ 検索ワード 名刺 見本
Blog アドレス http://blog.xxxxx.com/ 検索ワード 名刺 見本
社名 氏名 郵便番号・住所 電話番号 メールアドレス その他(SNS・Web)こちらが基本スタイルです。掲載しない情報は飛ばしつつ、この順番になっているのが一般的です。 氏名から先は、「使われているのが古い順」と言ったところでしょうか。
電話や郵送ではなく、メールアドレス、あるいは各種ソーシャルメディアでの連絡が欲しい場合、 それらを上に載せる、あるいは大きめ(太め)に載せる、着色する、といった選別も可能です。
を抽出する限りですが、その他は効果的な言葉選びの試行錯誤になります。
B-1. 説明しやすい肩書き(会社役職、取得資格、その他)
氏名の上に添えられる肩書きは、一言であなたの職業が伝わる代名詞です。 法人取引上、立場を表明する必要があれば、例えば「代表取締役」と記載し、 資格によって立場を得ている場合は、例えば「◯◯認定インストラクター」と記載するでしょう。 しかし、かえって不要な先入観を与えたり、相手からの印象を狭める場合、載せる必要はありません。
B-2. ひとことで説明できないものを、いかに伝えるか。
しかし、既存の肩書きで立場を表明しにくいときは、自作の肩書きも検討してみましょう。 あなた自身を正確に要約する必要はありません。それはあまりにも難しすぎます。 相手があなたを把握する際の、数段の階段の1段目、「投げかけ」でしかありません。 全員に一発で伝えるのが難しいので、コミュニケーションパスを描いてみましょう。 面積が少なく、細い文字でも、人はここに注目します。そういう意味では、重要な1段目です。
4.フォント、色、スペース
内容もさることながら、文字の字体によっても印象は変わってきます。
伝えたい内容、方向性にあったフォント(書体)を選びましょう。
5.印刷、紙質
紙の光沢や質感も重要な決め手です。
質感と、伝えたい印象を照らしあわせながら、紙を決めていきましょう。
なお、オンラインで入稿な印刷業者に発注すると、
100枚で1000〜2000円と安価での印刷が可能です。1週間後に宅配で届くのが一般的です。
いかがでしたでしょうか。
ライブ型デザインでは、お客様の活動内容やポリシーをヒアリングしながら、こうしたことを踏まえて2〜3時間の打ち合わせで名刺をデザインしてまいります。
このプロセスを参考にしながらご自身で作る方も、参考になるところがあればどうぞ参考にして下さい。
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