名刺の作り方
ライブ型デザインが、実際にどのような順番で進められるのか、ここで簡単に紹介していきます。この内容を見て、ご自身で名刺を作る方がいたら、ぜひ参考にしてください。
「このデザインだと、相手はどんな反応を返すだろう?」 ということを、作るときに想像してみましょう。 ライブ型デザインでは、このことを一緒に考えていきます。
あなたの中の資源を引き出し、より良いコミュニケーションを デザインするのが、名刺デザインです。名刺作りに正解はありません。 あなたが初対面の時に良いコミュニケーションができるような名刺が、 デザインの正解と言えるでしょう。
名刺デザインは、ビジュアルの追求、自己表現でも構いません。それもひとつの方法ですが、重要なのは、初対面のコミュニケーションで 大きく作用するツールでもあることが重要です。
1. 機会と対象
まず、名刺を渡す対象を考えます。 個人、法人を含めて不特定多数に渡り、相手を選ばない場合は、誰にでも 失礼なく基本情報が伝わるシンプルな名刺が良いでしょう。 一方で、響く相手が限られる場合、渡す範囲が友人、知人伝いの場合は、 価値観を自由に表現できます。
表裏両面作る場合は、表面はフォーマルに必要事項を入れ、裏面は伝えたいことを自由に表現、という風に分けることも可能で、最も多いのはこのパターンです。
2. 伝えること
名刺に載せることが可能な情報は、実はたくさんあります。 下記の中から、必要なものを絞って、まとめていきましょう。
お名前(会社名)や連絡先、Webサイトもあれば入れましょう。
あなたの職業をできるだけ簡潔に伝えましょう。
仕事や活動の概要やポリシーを、1〜2行でまとめます。
必要に応じてイメージや印象、 写真を載せてもOKです。
具体的な業務内容、サービス、商品など、数点なら載せられます。
個人・プライベート名刺―例1
![](https://blog.chirijin.com/wp-content/uploads/2015/08/carda_17.jpg)
個人・プライベート名刺―例2
![](https://blog.chirijin.com/wp-content/uploads/2015/08/carda_19.jpg)
個人の活動・事業・フリーランス・法人名刺―例3
![](https://blog.chirijin.com/wp-content/uploads/2015/08/carda_20.jpg)
個人の活動・事業・フリーランス・法人名刺―例4
![](https://blog.chirijin.com/wp-content/uploads/2015/08/carda_21.jpg)
3. 掲載内容
それでは、伝える内容A〜Eの情報、掲載内容を詰めていきます。 基本情報は単に必要な情報を抽出する限りですが、その他は効果的な言葉選びの試行錯誤になります。
全ての個人情報を掲載する必要はありません。どの情報を載せるか考えます。 連絡してほしい連絡手段、見てほしいWebページは積極的に掲載しましょう。 氏名、メールアドレスと電話番号は最低限必要です。その他、必要に応じて他の情報を追加していきましょう。
漢字氏名 名刺 見本 ふりがな めいし みほん ローマ字 Meishi Mihon
会社名・ブランド名・屋号 株式会社名刺見本 ロゴ
メールアドレス mail@xxxxx.com 郵便番号・住所 〒xxx-xxxx 名刺県見本市見本X-X-X
携帯電話番号 080-XXXX-XXXX 電話番号 0XX-XXX-XXXX FAX番号 0XX-XXX-XXXX
Facebook アドレス http://www.xxxxx.com/ 検索ワード 名刺 見本
Twitter @xxxxx LINE xxxxx Skype xxxxx
Webページ アドレス http://www.xxxxx.com/ 検索ワード 名刺 見本
Facebookページ 短縮アドレス http://fb.me/xxxxx/ 検索ワード 名刺 見本
Blog アドレス http://blog.xxxxx.com/ 検索ワード 名刺 見本
社名 氏名 郵便番号・住所 電話番号 メールアドレス その他(SNS・Web)こちらが基本スタイルです。掲載しない情報は飛ばしつつ、この順番になっているのが一般的です。 氏名から先は、「使われているのが古い順」と言ったところでしょうか。
電話や郵送ではなく、メールアドレス、あるいは各種ソーシャルメディアでの連絡が欲しい場合、 それらを上に載せる、あるいは大きめ(太め)に載せる、着色する、といった選別も可能です。
を抽出する限りですが、その他は効果的な言葉選びの試行錯誤になります。
B-1. 説明しやすい肩書き(会社役職、取得資格、その他)
氏名の上に添えられる肩書きは、一言であなたの職業が伝わる代名詞です。 法人取引上、立場を表明する必要があれば、例えば「代表取締役」と記載し、 資格によって立場を得ている場合は、例えば「◯◯認定インストラクター」と記載するでしょう。 しかし、かえって不要な先入観を与えたり、相手からの印象を狭める場合、載せる必要はありません。
B-2. ひとことで説明できないものを、いかに伝えるか。
しかし、既存の肩書きで立場を表明しにくいときは、自作の肩書きも検討してみましょう。 あなた自身を正確に要約する必要はありません。それはあまりにも難しすぎます。 相手があなたを把握する際の、数段の階段の1段目、「投げかけ」でしかありません。 全員に一発で伝えるのが難しいので、コミュニケーションパスを描いてみましょう。 面積が少なく、細い文字でも、人はここに注目します。そういう意味では、重要な1段目です。
4.フォント、色、スペース
内容もさることながら、文字の字体によっても印象は変わってきます。
伝えたい内容、方向性にあったフォント(書体)を選びましょう。
5.印刷、紙質
紙の光沢や質感も重要な決め手です。
質感と、伝えたい印象を照らしあわせながら、紙を決めていきましょう。
なお、オンラインで入稿な印刷業者に発注すると、
100枚で1000〜2000円と安価での印刷が可能です。1週間後に宅配で届くのが一般的です。
いかがでしたでしょうか。
ライブ型デザインでは、お客様の活動内容やポリシーをヒアリングしながら、こうしたことを踏まえて2〜3時間の打ち合わせで名刺をデザインしてまいります。
このプロセスを参考にしながらご自身で作る方も、参考になるところがあればどうぞ参考にして下さい。
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