空想クリエイトラボ<第1期>第1回

空想クリエイトラボ第1期、はじまりました。

簡単に言うと、「空想都市のあらゆるものを、あらゆるクリエイターが想像・創造するラボ」です。見る人からしても、空想都市のあらゆるものを見てみたい、という声はあります。また、私が一人で作っても限界があるのと、将来的には私の思い通りにならず、勝手に都市が回っていくほうが、都市としてリアリティが出てくる、とも思っているので、いかに作り手を招くか、が課題でもありました。

地図は目的地と最短経路をつまみ出すツール、でもあるのですが、それはアプリ等で自動化されていくと思います。それこそ地図会社は、それ以外の地図の価値を次々に見出していく、作っていく必要があると思います。(私は地図会社の社員ではないけども)

地図は、都市の全体像や街の細部、様子、営み、匂いが読み取れるものでもありますが、そういった人は少数です。

地図は、日常の断片をまとめるような、 アルバムやスクラップ帳ようなものでもあり、 あらゆる様子や営みを包含する「目次」になる、と再定義することができると思います。

さて、作る人には何のメリットがあるのか、を考えてみました。
見どころのない中村市が、移住者や企業誘致をするのにあれこれ策を練る…のと似てそうで、似てないのは予算。ふつうにメリットを考えます。

imgcreatelab_ex-02imgcreatelab_ex-03

仕事や課題で、普段作っているもの、要求や依頼のあるもの、作りがちなもの・・・は、固まってくることが多々あります。少し違ったことをしてみたい、別の試行錯誤をしてみたい、あるいは今やっていることの延長でもっと拡げてみたい、おもしろいことをしてみたい・・・中村市をそんな、失敗できる試行錯誤の舞台として、いかがでしょうか。

また、他分野のクリエイターの目線、視点、創作はかなり刺激になります。建築学生が「建築の人としか出会わない」と嘆いていましたが、建築…にまつわる都市や空間をテーマに扱いながらも、まったく他分野の人の刺激を受けて、視点や可能性を広げる土台になれば、と思っています。

さて、本日は「空想クリエイトラボ」第1期、第1回でした。

顔合わせ&中村市の土地勘をつかむ&創作の方向性検討、でした。
メンバーと専門領域ですが、

・小池翔太さん(建築)
・小林由実さん(デザイン)
・中根泰希さん(デザイン)
・服部絵里佳さん(建築)
・山田絢子さん(料理)
・渡邉絵理さん(音声)

という具合です。ちなみに学生とサラリーマンとフリーランスと混ざっています。
学生やサラリーマンと言ってあなどるなかれ、なかなかプロいです。

そのプロさはおいおいお見せします。

P1510128A P1510135A

今回はメンバー募集する前にメンバーが集まっており、作ってみたいと言う人が集まったので、空想クリエイトラボという土台を作った、という経緯です。とはいえ、参加動機を聞くと、この「多分野横断クリエイティブ」に魅力を感じていると言う人も何人かいて、嬉しい限りです。私も初めての試みですが、こういったプラットフォーム、意外と少ないと思います。

初対面の組み合わせが多かったため、それぞれいまの得意分野が成り立った経緯、今後どうしていきたいか、といったことを共有し、中村市の土地勘をつかむべく「住み替え相談会」を実施。地図を見ただけでどんな街か、どんな日常か、想像つく人もいれば、そうはいかない人もいました。

そこは次回のフィールドワークで補強したいところです。あらゆる街のパターンを、1日でつかみ、日常を把握する引き出しを増やして、皆さんのクリエイティブに活かしたいところですね!

では。

SNSでシェアする。