婚活戦争の観察とパートナーについて

さて、イベントの告知や(たまに)報告があったと思ったら、突然北朝鮮のレポートが上り、今度は南朝…いや韓国のバスの話、と統一感のない当地理人ノートですが、さらなる統一感の瓦解が進んでいく傾向にあります。

現在北海道は旭川市にいますが、そのことは無視して、周囲の婚活から見えてきたことの観察と、メスを入れてもホコリくらいしか出てこない私にメスを入れてみる、てな具合の↓記事の仕上がりになりました。

私の歳は31、いわゆるサーティワン…つまりアイスクリーム年齢なのですが、なんかサーティワンアイスクリームのロゴも色も過剰に甘そうで、実は一度も食べたことがありません。せっかく31になったのでこの機会に食べようか、と20%くらい思ったものの、「世の中もっとおいしいアイスはあるだろう」というのが、脳内の80%くらいの意見だったので、保留にしています。

さて。
この歳になると、地方だと既に多くの人が結婚出産を済ませてたりしますが、大都市圏においてはまだまだです。とりわけ男性は遅く、まだまだこの歳で結婚すると「はやっ」という印象を受けます。30代中盤から後半にかけて結婚、というのは割と私の周りではよくあるパターンです。

しかしそれと並んでよくあるパターンが、「結婚しない」というパターン。わりと現実的です。
私なんぞ、両親を含め周囲の人々から、結婚や恋愛を促されたことはなく、なんというか、そのあたりを気にせずに生きている節があります。そして周囲も、私のこの事案にはほとんど関心がないようで。

私自身も、良い人がいたら(というより舞い込んで来れば)付き合い、結婚する人がいたら(〃)結婚する、という、なんとも自然体ながらきわめて受動的な姿勢です。そこには欲望や目標、あるいは焦り、といったものがほとんど感じられません。

さて。
婚活について取材しまくっているライターの友人がおりまして、結婚ではない共助や連携の形としてシェアハウスの実態を聞かれたので、色々答えたことがあります。そのきっかけで、別の婚活を取材した記事になり何なりを読んで「ひぇー」というか、本気で婚活してる人ってスゲー・・・という雑な感想を得ました。
世の中にはお見合いアプリというものがあります。
私の友人知人にも、それを使って結婚出産予定の人が1人、出会い試行錯誤中の人が1人、いたので話を聞いてみました。

彼女は「子供を産むのはマスト」だったらしく。確かにそれなら男性が必要ってことになリマスね。しかし職場環境は男性がおらず、そこで探すのは無理があり、そこでアプリに行くのは、なるほどな訳です。しかし前の恋愛で疲弊していたので、「恋愛」というスイッチを入れるのもかなり腰が重く、そこで「恋愛モードにスイッチする土台作りから始めた」らしい。要は頭を恋愛モードに切り替えるということで、目標あっての行動力が強かったようです。

延べ1,000人くらいの情報を見つつ、取捨選択あるいはコミュニケーションを経て成約に繋がったらしい。これがいかに根気を要するかを後で知ることに。

もう1人は、まだ2〜3人とやりとりしている段階らしい。それでもやはりかなりの人数を見たとか。毎日アプリを起動してチェックするとかなので、相当な気合いの入れようです。さてどうなるやら。
で。
人間観察好きのワタクシ、当然何の目標設定もなく、(面白半分で)「見てみっか〜」と、アプリを入れてみることに。

「Facebookでログインすると、情報抜き取られる…!」

そんな心配ご無用。私の本名、写真、生年月日、学歴その他、すでにネットの海に放出済。もう既に漏れる恐れのある情報は漏れた後の祭りなのです。

きわめて受動的な姿勢のワタクシ、そもそも女性の顔を見まくって「誰がいいかな〜」とワクワクしたり、ということがありません。
先例の2名も、ワクワクというより、目的のためにひたすら情報収集するようにこの画面を見ていたことでしょう。

とりあえず顔だけ見ても何も分からないので、プロフィールを見てみることに。
半分以上の人が、「カフェ、ライブ、スノボ」を趣味とすることがプロフィール文中に書いてあり、「インドアもアウトドアも充実している様子」が示されています。その他は、逆にほとんど情報がなく、あっても「友達は少ない」と添えられているくらいだったり。

そこにはなかなかの明暗があります。友達少ない人は、わりと嫌いじゃないですが、この「明」が問題で。そんなに「インドアもアウトドアも充実している人」っていうか、みんなそんなに「カフェ、ライブ、スノボ」好きだっけ?・・・まぁ世の中の平均は、そうか。私の友人知人が偏っているのか・・・と思いつつ。

ライブもスノボも素直に楽しめない私。そういえば私は、中学校ではクラスの中心にいることなく、クラスの端で我が道を行ってたな…それはそれで孤独というか、ある意味社会適応力は低いってことだよな・・・みたいなことを思い出させてくれました。
ちなみにアプリユーザーにこのプロフィールの疑問を問うてみると、「人気のプロフィール、とかって出てくるのでそれっぽく書くとそうなります、私もそんなふうに書きました」とのコメントが。(なんだ、盛ってんじゃん・・・)

でもあれですよ、目的のために「平均的なイイ人」を装うのもひとつのスキルというか、社会適応力でしょう。「内申書」とかを気にして、イイ中学生しようとしてた人達を思い出します。当然私は、何も気にしてませんでした。

インドアもアウトドアも充実している文章、海外行ってたり高そうなレストランでキメた顔写真。なんというか高みを狙う気合いを感じます。一体この人達は何を求めているんだ・・・「少なくとも私を求めてはないな」という確証だけは、なんとなく得られます。そもそももともと、恋人探しをして見てた訳でもなく、ただの見物だったのに、いらん疎外感を感じるという・・・笑

見れば見るほど浮世から離れていることを実感しつつ、婚活エネルギーの凄まじさは、「ひぇー」とおののかされるもの。
アプリは私に「現実を見なさい。あなたには恋人も結婚相手も見つからないということだ。もっと凹むがいい。」と申しているようでもあり、私の変なストイックな自虐精神が刺激されます。

・・・いや、冷静に自虐精神刺激してもしゃぁないな、ということで、誰ともやりとりせず、1週間ちょいでアプリを消しましたとさ。
さて。
アプリのプロフィールから何を判断するかですが、顔を見てもそんなに大した判断基準にはならず、プロフィールを見ても…さっきの調子なので参考にならず、あとは年収、禁煙喫煙、飲酒禁酒、「デート代は最初にどちらが払うか」なんてことが書いてありました。

相手ってどうやって選ぶんだろうね、と(ちょっと)まともに考え始めた訳ですが、これらの情報はアテにならんなと。あ、最近寛容になりましたが、もともと禁煙過激派なのでたぶんタバコだけアウトですが、それ以外は…特にどうってことない気がしました。

それ以上に、相性ですよね。個人的志向を言えば、「相手も何か趣味なり仕事なりがあって、自由に動いたり楽しんだり、ついでにポッと突然一人で海外に行くくらい自由な人だといいなー」とか、ふと思った訳ですが、そういう「ライフスタイルの相性」みたいなのって分類できないんでしょうか。

例えば私の場合、そこそこ個人主義で、それぞれの交友関係や趣味志向、仕事は個々で進めつつ、共有したいコアな部分(食生活なり住生活なり、その他必要に応じて精神的な部分も)を共有する、みたいな温度感がちょうど良いのです。よく「地図が好きな人がいいんじゃないか」的なことを言われますが(それでもいいんですが)、全然そこにこだわりはありません。私の知らぬ趣味の人なんぞ、オモシロそうじゃありませんか。

ただ、人によっては「趣味も一緒に楽しめる人」が良いとか、「休日もずっと一緒にいたい」とか、夫婦間でどのくらいの距離、どのくらい共有するか、求めるものが人それぞれ違いそうな気がします。顔なんて第一印象に過ぎないので(まぁそれが大事って人もいますが)、そこのマッチングがうまくいくような何かがあれば、婚活難民もちょっとラクになるのではないでしょうか〜。

「ライフスタイル分類」誰か、考えましょう。

以上、ゆるふわ婚活ウォッチャーの地理人でした。

あ、こんなライフスタイルがちょうど良い女性の方、いましたらこちらまでご連絡ください。

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