中村市をめぐる万物収集報告展で、ひときわ異彩を放っていた、透明なプレートとともに物々しい・・・公文書がありました。
いやはや、実に物々しい・・・
左の物々しいものは国庫債券と書いてありますが、要するに国債です。詳しい説明は金融情報サイトの用語解説をご覧ください。この「ホンモノっぽさ」の鍵は地紋にあります。「壱阡萬園」の字の下に、桃色、水色、黄色の色々な色の線が混ざっています。ほかにも、グラデーションのように見えたり、質感を感じたりするところは、細かい地紋の重なりによってできていますが、これが素人にできない技なのです。
さて、この作者は一体何者なのか。oloと書いてオロではなくオーエルオーと読むようですが、本職も本名も明かさない謎の人です。架空紙幣や架空新聞切り抜き等、架空の公文書全般を作りますがどれもホンモノ感しかない。彼の作品がコンスタントに紹介されているこのページをご覧ください。
なかでも架空紙幣は注目の的で、デイリーポータルZで紹介されたりもしました。
いやはや。これはタダモノではなさそうです。
2点目、右の住民票ですが・・・
制作中に彼が放った一言。
olo「コピー防止つけますか?」→私「つ、つけられるんですか?」→olo「たぶんできますよ」
・・・そして、数十分後・・・
彼とともに、セブンイレブンへ。コピー機に中村市の住民票をセット。10円を入れてコピーボタンを押したところ・・・
「COPY」
で、でた・・・
出ました。コピー防止機能。
え、そんなの家でできるんですか・・・。
リアリティや再現性を超えている再現性・・・まだ言葉にできないのでこのへんにします;